ダンボネット・システムズ株式会社

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※A.N.D.スターティングメンバー。左から、私(DUMBO)、高橋(MAK)、渡辺(JOKER)

 尾崎憲一にとって、クルマとは一体なんだろう。単に「クルマ好き」だから、女好きが手当たり次第に女を追い回すように、クルマ好きとして、ただそれを追いかけているだけなのか。斬新なデザインや、ハイテク、風評などになびいて、流行を追うファッションの一部となっているのか。自分をより強く、個性的に、魅力的に見せるための武器(アイテム)なのか。違う。
 クルマは、私にとって、時に愛になったり、挑戦になったりする。迷いもヤケもある。その時乗っているクルマは、表側から見れば、その時の私の考え方であり欲望でもある。裏側から見れば、ストレスであり、何かの不足分でもある。常に節操がなく、動物的に言えば、その時の私の体臭でもある。つまりは、「尾崎憲一」+「クルマ」=「本当の尾崎憲一」なのである。
 だから、ただやみくもにガレージに高級車を並べている金持ちや、昔のクルマの方がかっこいいとか言って、オールディーズ支持論を展開するちょい悪おやじ、また、特定のクルマだけを愛して、何度も同一車種を買う人などとは、全然違う。
 「尾崎、今クルマ何に乗ってる?」この質問に対する答えは、その時の尾崎憲一そのものを、揶揄的に、そしてある意味的確に説明する。

 「尾崎、今クルマ何に乗ってる?」この質問を私に投げ、その答えが返ってこないとき、尾崎憲一はこの世にいない。