役
パイガオの役について
パイガオには、ポーカーのように役があります。といっても役の数はわずかに3つでそれほど難しくありません。以下にパイガオの役について説明します。(役は強い順に説明します)
1. BO(ボー)
ペアのことです。
以下の一覧のとおりのペアの組み合わせを作ると、BOという役になります。ポーカーでいうA(エース)のワンペアと2のワンペアの強さが違うように、同じBOでも、強い、弱いがあり、その順は以下の一覧に表示されている順となります。(左が最強)
つまり、 のペアが最強のBO(GEE JOONといいます)となり、 のペアが最弱のBO(数が5のペア)となります。
ペアにするのは、GEE JOONを除いて、同じ牌が2牌ずつある牌については同種牌同士のペアで、それ以外の牌については牌の数字が同じ牌同士のペアにします。
例えば、 は10ですが、この牌は同種牌が2枚あるので、 とのペアは許されません。同じように、 と、 のペアも許されません。 は、 とだけ、 は、 とだけペアにすることができます。もちろん、 (GEE)と、 のペアも許されません。
つまり、すべての牌は先の一覧で分かるように、ペアになれる牌は1枚しか存在せず、パートナーが決まっている、ということになります。
2. WONG(ウォン)
12もしくは2と、9の組み合わせのことです。
具体的には、
か (どちらも12と9)、もしくは、 か (どちらも2と9)のことをいいます。
同じWONGであっても、12を含んだWONGの方が、2を含んだWONGよりも勝ります。(これは、牌の強さのランクが12の方が上だからです)
ちなみに、 と では、9の牌 と のランクが同じなため、引き分けとなります。
3. GONG(ゴン)
12もしくは2と、8の組み合わせのことです。
具体的には、
か か (どれも12と8)、もしくは、 か か (どれも2と8)のことをいいます。
同じGONGであっても、12を含んだGONGの方が、2を含んだGONGよりも勝ります。さらに、12のGONG同士や2のGONG同士であっても、8の牌のランクの違いにより強さは異なります。具体的には、 は、 や よりもランクが上なので、勝ります。
ちなみに、 と では、8の牌 と のランクが同じなため、引き分けとなります。
4. 役なし
BO でも WONG でも GONG でもない手は、役なしとなります。役なしの手は、バカラと同様に牌の数の合計値の一桁目がポイントとなり、0が最低で9が最高となります。例えば、 は9となります。9はバカラでは最強ですが、パイガオでは、役なしの中では強い方ですが、BO、WONG、GONG には勝てません。また、同じ9でも、牌の強さによって強い9と弱い9があり、例えば、 の方が、先ほどの例と比べ、10の牌の強さが強いため、勝ります。従って、役なしの中で最強なのは、 の組み合わせということになります(7の牌は、 でも同位)。
この、 と (どちらも12と7)、 もしくは、 と (どちらも2と7) を、役ではありませんが、強い9として特にHigh nine(ハイナイン)と呼びます。
例)
は、役なしで8(11+7=18→8)。
は、2のBO。
は、WONG(2もしくは12と、9の組み合わせ)。
は、GEE JOON(最強役)。
は、役なしでHigh nine(2もしくは12と、7の組み合わせ)。
は、役なしで9(GEE は3と数える 6+3=9)。
は、GONG(2もしくは12と、8の組み合わせ)。