安全のために
ハイヒールは厳禁です。また、革底のクツは禁止です。船が揺れた際に、足をくじいたり、滑って転倒したり大変危険です。船上では、デッキシューズや、スニーカーが適しています。また船内は土足禁止です。
クルージングでは、できるだけ動きやすい服装が適しています。タイトスカートなど、動きが制限される服装は万一の時などに危険です。浴衣などは問題ありません。スプレー(波しぶき)をかぶった際に備え、濡れても良い服装にしましょう。着替えがあれば万全です。
舵やスロットルレバー、操船装置には絶対に触れたり寄りかかったりしないで下さい。子供のいたずらにも注意して下さい。
船とバース(桟橋)の隙間は、常に変化しています。乗り降りは慎重に行って下さい。また、ドックステップ(写真)はバースに固定されていませんので、斜めに体重をかけたり蹴ったりするとドックステップがずれて転倒する恐れがあるので注意して下さい。
たとえ凪であっても、他船の引き波等により突然大きく揺れる場合があります。常に体を船に固定できるようにして下さい。航行中に甲板に出る際には、必ずライフジャケットを着用して下さい。また、子供からは目を離さず、保護者が責任を持って安全を確保して下さい。
キャビンの扉は、非常時に備え開けた状態でロックしておいて下さい。ロックは絶対に外してはなりません。船が揺れた際などに、勢いよく扉が閉まり、扉を壊すだけでなく、指をつぶす事故のもととなります。
航行中、フライブリッジ(船の2F部分)への階段は、子供だけで使用してはなりません。前方デッキへの移動は、船長の許可を受けてからして下さい。手すりから身を乗り出してはいけません。
洋上では、常に風が吹いていて心地よいため、熱中症のリスクをあまり感じない傾向があります。水分・塩分補給をこまめに行い、他の乗船者の体調変化にも注意するようにして下さい。
船は開放感もあり、長時間飲み続けるため、アルコール摂取量が多くなります。船上で酒に酔うと、転倒や階段から落ちたりするほか、落水や操船装置に寄りかかったりして思わぬ事故を招くことがあります。また、狭い船上では、他のメンバーやクルーに迷惑をかけ、せっかくのクルージングを台無しにすることにもなります。アルコールは節度を持って楽しむようにして下さい。
快適に過ごすために
洋上は常に風が吹いており、体感温度は3~5℃下がります。夏でも、夜は寒く感じられる時があるので、はおるものを用意して下さい。また、夏以外の季節では防寒着を用意して下さい。洋上では「晴れでも雨支度、夏でも冬支度」が鉄則です。
航行中は、予期せずスプレー(波しぶき)をかぶることがあります。濡れても良い服装にして、着替えなどを準備すると良いでしょう。紙類や電子機器、楽器など、海水がかかると破損、汚損する可能性のあるものは、キャビンから出さないようにして下さい。
船のトイレは、流した後に特殊な処理を行う装置があり、一般のトイレよりもとても繊細なものです。故障の原因となりますので、トイレットペーパー以外のものを絶対に流さないで下さい。
クルージングを気持ちよく楽しめるよう、食べ物や飲み物をこぼした場合には、すぐに水洗いをして船をきれいに保って下さい。床に落ちたゴミや箸、皿などをこまめに拾うようにして下さい。コンビニ袋などが風で飛ばないよう注意して下さい。
船酔いについて
釣り船とは異なり、海象を考慮したクルージングでは、たいていの方は酔い止めの服用は必要ありません。それでも不安な方は、乗船前に酔い止めを服用するようにして下さい。酔い止めを服用すると、酒に酔いやすくなるので注意して下さい。
航行中は、キャビンなど室内では船酔いしやすくなります。船酔いが不安な方は、フライブリッジ(船の2F部分)や前方デッキで過ごすようにして下さい。特に、航行中のトイレの使用は、船に慣れている人でも船酔いすることがあるので避けて下さい。
食べ物、飲み物の調達について
船が揺れた時などに、グラスが倒れて衣服を汚す可能性があるので、航行中の赤ワインは原則禁止です。停泊中の赤ワインは問題ありません。
赤ワイン同様、船が揺れたり、風で器が飛ばされた際などに、衣類を汚す可能性があるので、汁物はあまり適しません。ドレッシングたっぷりのサラダや、つけ汁、つけダレなども避けるようにして下さい。ぎょうざやのり巻きなどは、先に醤油をかけてしまうのが良いでしょう。
特に夏場のクルージングでは、食べ物の安全を図るために、生ものや、いたみやすい食べ物は、すぐに冷蔵庫に入れるなど、管理には注意して下さい。
その他
船内は電子タバコを含め禁煙です。喫煙は船後方のデッキでして下さい。また、電子タバコに限り、他のメンバーの合意があれば、フライブリッジ(船の2F部分)での使用が可能です。
出航には、気象および海象の条件が整う必要があります。天気が良くても、波が高ければ出航には適しません。出航前日、出航当日の朝にも、その日の出航について確認するようにして下さい。
夢の島マリーナへのアクセス
新木場駅発は、駅前バスロータリー(交番前)から、マリーナ発は夢の島マリーナ第1駐車場前からの発車となります。所要時間は約10分です。
3月~12月の土日祝日のみの運行となります。黄色は7月~8月のみ、水色は5月~9月のみ運行。
→無料シャトルバス乗り場案内
新木場駅と夢の島マリーナには、バイクシェアサービスのサイクルポートが設置されています。自転車での所要時間は約5分です。
※自転車の飲酒運転、二人乗りは禁止です。
→バイクシェアでのアクセス方法
→バイクシェアサービス(公式ページ)
夢の島マリーナには、第1から第4まで収容480台分の駐車場があります。駐車料金は1日あたり530円です。なお、第1駐車場はオーナー専用です。
現在の東京湾の波高と風速
有義波高 | 海 象 |
---|---|
~0.3m | 凪です。料理をテーブルに出したままクルージングが楽しめます。 |
~0.4m | 快適なクルージングが楽しめます。 |
~0.5m | 多少揺れます。スプレーをかぶることがあります。 |
0.5m~ | 揺れます。船は荒天準備をします。スプレーをかぶります。 |
0.6m~ | かなり揺れます。スプレーでずぶ濡れとなります。 |
0.7m~ | とても揺れます。出航に適しません。 |
0.8m~ | 出航は見合わせるべきです。 |
クルーズマップ
東京湾は、のどかな漁港風景から、工業地帯、そして都市の大パノラマに至るまで、実に魅力的なクルージング・シーンを私たちに見せてくれます。
東京港(お台場・浜離宮)クルージング
東京湾クルージングの定番、東京港。昼夜を問わず楽しめます。浜離宮では、美しい緑の向こうに臨む高層ビル群、お台場では、素晴らしい夜景が楽しめます。夏の花火クルーズはハイライトです。
横浜港クルージング
東京湾二大景観の一つ横浜港。京浜工業地帯の景観など、東京港とはまた違った魅力があります。横浜港には、接岸ポイントもいくつかあり、船を泊めて中華街で飲茶を楽しむなど、遊び方も多様です。
木更津港クルージング
船を桟橋に着けたら、近所の市場へ。好みの魚介類を仕入れて、船に戻りその場で焼いて食べるコースはおすすめです。その他にも、木更津港には海の幸を堪能できる店がたくさんあります。
保田漁港クルージング
内房の保田漁港は、東京湾内とは思えないのどかな漁港です。港内のゲストバースに船を着けて上陸し、東京湾の海の幸を堪能するツアーが人気です。
三崎港クルージング
三浦半島最南端の三崎港の魅力は、何といってもマグロです。港内のゲストバースに船を着けて上陸し、マグロ三昧となります。
ヴェラシス(浦賀港)クルージング
浦賀港内には、ヴェラシスとうらが海の家があります。
久里浜港クルージング
久里浜ペリー祭花火大会は、港内でゆっくり観られる東京湾内でもオススメの花火大会です。
横須賀港クルージング
よこすか開国祭開国花火大会は、三浦半島の山々のシルエットと、横須賀の街の灯のコントラストをバックに、大輪の花が咲き乱れる、都会の花火大会とはまた違った趣を楽しむことができます。
千葉港クルージング
東京湾を横断するクルージングです。千葉市民花火大会は、ラストのスターマインが有名です。
浦安クルージング
浦安市納涼花火大会の観覧クルージングです。
幕張クルージング
幕張ビーチ花火フェスタの観覧クルージングです。
初島クルージング
東京湾を脱出して、相模湾の熱海沖にある初島へのクルージングです。XIV初島での優雅なバカンス、島内にある漁師料理の店めぐりなど、お楽しみも盛りだくさんです。
下田クルージング
南伊豆、下田への旅程です。相模灘を縦断するロングクルーズです。きれいな伊豆の海と、幸を堪能します。
隅田川~荒川クルージング
小型モーターボートやテンダーボートによる、隅田川から荒川を巡る河川の旅です。都心の景観を満喫します。
クルージング幹事の方へ
クルージングを企画する際の注意点などをまとめました。